好奇心の結末
第二回



少女が石像に近づき、そっと触れる。
ひんやりとした感覚が手から伝わる。
少女があたりを見回すが、石像の他には何も無かった。

「これを魔物と呼んでいたのね・・・」

謎を解明したリオは、満足げに頷いて、帰ろうとする。
が、

つるん!

湿っていた岩肌に足を取られて、転んでしまうリオ。

「いたたた・・・いたいよう〜はうう〜」

リオの膝が擦り切れて、そこからは薄っすらと血が滲んでいた。

「バンドエイド、バンドエイド・・・」

そのままそこに座って、リュックからバンドエイドを出そうとするリオ。
と、その手を何かが捕える。

「え?」

手を捕えた何かを見るリオ。それは、薄桃色の触手。
さらにその先を見ると、そこには石像の魔物が、いた。
そして、石像が消えて、いた。

「な、何なの?!」

戸惑うリオに、触手が襲う。
しゅるしゅるとリオの手に絡み、その自由を奪う触手。
リオは逃げようとするも、運動神経のあまり良くないリオよりも触手が絡まるのが早い。
リオを捕まえた触手がリオの両手を左右に広げる。さらに、足にも触手が絡みつき、足も左右に開かせる。
大の字になるリオ。逃げようともがくけれど、どうにも体は自由にならない。
魔物が正面からリオを捉えると、その膝に顔を近づけて舐める。

ぴちゃぴちゃぴちゃ・・・

魔物はリオの膝の傷から滴る血を丁寧に舐める。
すると、魔物の体がぴりぴりと震える。魔物が天を見て吼える。
それは、歓喜の咆哮か?
リオに視線を戻した魔物が、その瞳に楽しげな色を浮かべる。
触手が、リオの服の袖から入り込む。

「やっ!な・・・何っ!?」

触手がリオの胸元まで迫る。そこには、ブラもしていない平坦な胸が。
触手が、その胸に体を愛しそうに撫で付けてから、弾ける。

ぱん、びりびりびりびりっ!

ボタンが弾けて、服が裂ける。正面が、胸元が露になるリオ。
恐怖と羞恥心がリオの表情に浮かぶ。瞳には何をされるか解らない不安。
見開かれた目は、魔物を見つめる。
さらに触手が動き、リオのお腹から、秘所のある部分へと降りていく。

「や・・・そんな・・・そこは・・・」

まだ中学生のリオは、何となく、本能的に触手を拒む。
それでも進む触手。
ベルトを押し上げて、ホットパンツの中に入り込む触手。
それは、ショーツの上からリオの秘所を愛撫する。

「あっ・・・何・・・変な気持ち・・・嫌あっ・・・ダメ・・・」
(こんな化け物に大切な所を触られてるのに・・・)

狭いホットパンツの中で暴れる触手。その動きに、ホットパンツのジッパーが下がる。
すると、その隙間を押し広げるようにする触手。
ショーツを下にズラす。あらわになる秘所。
そこは、小さくて、まだ誰も受け入れていない線だけの秘所。
ピンク色をした秘所が、触手の愛撫にヒクヒクと動く。

「もう、やめてよぉ・・・」
(これ以上されたら・・・)

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