私がインターネットを1次的に始めたのは、ウインドウズ95がブレイクした1995年でした。この当時は、職場環境もそれまでのワープロ専用機から、従業員1人1台パソコン環境を導入し始めましたので、自称やり手(?)の私はさっそくプライベートでもパソコンを購入し、操作をマスターするとともに、当時騒がれはじめていたインターネットを始めたわけです。
しかし、当時は今のようにブロードバンド環境はなく、電話回線のモデム接続が主流でした。最速のISDNでも今からするととても速いとは呼べない代物。しかも導入はかなりの手間がかかる上、ランニングコストもかなりのものだったのです。
そのような種々の条件により、あまり積極的にはネットを使わないまま、どちらかというとパソコン通信のフォーラムの方を良く利用するようになりました。
私がインターネットやパソコン通信に注目した理由は、もちろん仕事に活かせるだろうということもありましたが、やはり秘密の趣味である出産関連の情報が入手できるかもしれないとの期待があったからです。
そこである日、某フォーラムで自分の趣味を告白したのですが、待てど暮らせど返事はなし。やっぱりこんな趣味を持っているのは自分だけなのかな?という半ばあきらめをいだきつつ、仕事が忙しくなったこともあり次第にネットも通信もほとんどやらなくなってしまい、数年が経過しました。
そんなある日のことでした。当時増え始めていたネット喫茶に興味本位で入った私は、その驚異的なスピードに感動し、「この環境が自宅で実現したら素晴らしいな」と思いました。当時はかなりめずらしかった光ファイバーを導入していた某ネット喫茶チェーンです。自宅にブロードバンド環境のなかった私はネット喫茶に入り浸ることとなりました。
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